ダーティ・ルックス ファッションにおける欲望と腐敗


2025年9月25日―2026年1月25日

バービカン・アート・ギャラリー

Photo: The Miyake Issey Foundation |© David Parry / Barbican Art Gallery

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従来、ラグジュアリー・ファッションの美や華やかさとは対極のものとして否定的に捉えられてきた「汚れ」や「摩耗」は、この半世紀で、ファッションの革新の重要な源泉となってきた。それは、反抗や挑発、エンパワーメントの手段であると同時に、素材や装飾の実験、衣服への深い精神性を付与する方法としても用いられてきた。本展覧会は、そのような要素がいかに再解釈され、美の価値観やファッションの可能性を広げてきたのかを、60名以上のデザイナーの衣服を通じて概観する。

大地から生まれた衣服のセクションでは、泥を用いた先駆例のひとつとして、ISSEY MIYAKE 1983年春夏コレクションより泥染めによるセットアップを展示協力。また、水や火などを用いた技法に焦点を当てたセクションでは、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE ゲスト・アーティスト・シリーズから、アーティスト蔡國強と協業したジャンプ・スーツを展示協力している。この作品は、火薬を服の上に置いて点火し、生命の象徴である龍の抽象的なイメージを布地に映し出し、その痕跡をプリントしたものである。

出展作品:
《泥染》ISSEY MIYAKE 1983年春夏コレクション、セットアップ
《PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE ゲスト・アーティスト・シリーズ No. 4 蔡國強》1998年、ジャンプ・スーツ

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